芽生えた小さな違和感は、
その後の私の中でゆっくり不安と同時に膨らんでいった。
最初は点だったものが、
線になり、
やがて “形” になっていく。
◆ |言葉のズレが止まらなくなった
コミュニティで過ごす時間が増えるほど、
言葉の温度が私の感覚とかけ離れていった。
「大事な人ほど挑戦を止めようとする」
「反対は成長してる証拠」
「成功したら見返せばいい」
いや、違う。
私の周りは、止めてるんじゃない。
ただ心配してくれてるだけ。
反対と心配は違う。
敵と味方に分ける必要もない。
この“ズレ”が、
日に日に濃くなっていった。
◆ |仲間の変化の裏側に潜む“不自然さ”
急に強気になったり、
夢を語るテンションが似てきたり、
家族との関係が悪化していく仲間が増えた。
特にB君の変化は象徴的だった。
堂々と夢を語る姿は素敵。
でもその裏で──
親との断絶、通帳を取り上げられ、新しい通帳を作るよう促される。
その光景に、私は気づいてしまった。
「成長」と「無理して変わってる」は、全然違う。
この瞬間、
私の胸の中の違和感は “形” を持ち始めた。
◆ |“大丈夫だよ”と誰かに言いたかった本当の理由
離婚したとき、私は周りにたくさん心配をかけた。
だからこそ、心の奥ではずっと思ってた。
「私はもう大丈夫だよ」
「選択は間違ってなかったよ」
って、早く伝えたかった。
その気持ちがあったから、
がむしゃらに頑張ることで
“安心させよう” としていたところもあった。
でもあるとき、ふっと気づく。
「心配されるような生き方を選んでる時点で、
それって私の本心じゃない。」
挑戦はしたい。
でも、
大切な人が不安になる選び方はしたくない。
この “普通の感覚” が戻ってきた瞬間、
胸の中の霧が少し晴れた。
◆ |そして私は静かに理解した
違和感は誰が悪いとかじゃない。
私の軸と、その場所の軸が合わなくなっただけ。
そこで私は、
心の奥からスッと下りてきたひと言を受け取った。
「あ、これは立ち止まれってサインだ。」
逃げでも、諦めでもない。
ただ、“幸せの方向が違うよ” って教えてくれているだけ。
そう気づいた瞬間、
胸のざわつきが静かにほどけていった。
◆ |そして私は選んだ。
その場所を離れるという選択は、
痛みよりも“安堵”の方が大きかった。
私はこう思った。
「私は、誰かが安心して見ていられる生き方をしたい。」
「心配される道じゃなくて、誇れる道を選びたい。」
そう決めた瞬間、
私の人生はまた、ゆっくりと動き出した。
ここから私は、
“自分の軸” を取り戻す旅に入る。
(次章|ぽぽなが再び自分の人生を設計し始めた話へ続く)



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